高齢ドライバーが免許更新の時に受ける必要がある認知機能検査。静岡県浜松市の自動車学校で高齢者の不安解消につなげようと、この検査の“模試”を始めました。
1月18日、浜松市中央区の自動車学校に集まっていたのは高齢のドライバーです。
講師:
認知症の検査をなぜやるようになったかというと高齢運転者の事故の増加、加齢に伴う認知機能の低下に対応するために導入されました
この日、行われていたのは認知機能検査の“模擬試験”。
認知機能検査は75歳以上のドライバーが免許更新の時に受けなければならない記憶力や判断力を測定するものです。
数枚のイラストを記憶するものと検査した日や曜日・時間などを回答することで認知症のおそれがあるのかどうかが判定されます。
参加者:
子供が(認知機能検査を)予約してくれたから、それで…
参加者:
初めてなのでどんなものかと。自信はないけどね
参加者のうちの多くは初めての認知機能検査を控えたドライバー。
「どんな問題が出るのか」「落ちてしまうのではないか」といった不安の声が寄せられていたため、遠鉄自動車学校は運営する6つの自動車学校で2025年10月からこの取り組みを始めました。
土日は定員の20人が埋まってしまうことがほとんどです。
この日、合格点を下回った人はいませんでしたが、模擬試験をした後は高齢者に多い事故の傾向や安全運転のポイントなども解説していきます。
参加者:
緊張感がある。講師が言ったように満点を取るのではなく、ある程度の合格ライン、4つなら4つ(イラストを覚える)そういうことが必要だとつくづく思った
参加者:
田舎なので、まだしばらく乗りたい。点数は何とか取れたので少し安心した
遠鉄自動車学校ではこの模試を通じて不安を解消してもらうとともに免許更新の時期に限らず自分の“運転寿命”を確かめる機会にもしてほしいと考えています。
浜松自動車学校・中村博幸 所長:
模擬検査を実施することで現在の自身の状態を客観視できる。それを今後の運転行動にもつなげてもらい、ひとつでも地域の交通事故を削減していきたい
高齢ドライバーが安全な運転を続けるために。
自動車学校の新たな取り組みが注目されています。