2月14日はバレンタインデー。長野市の老舗和菓子店「太平堂」が看板商品の栗まんじゅうをチョコレートでコーティングした商品を期間限定で販売しています。
若者の「和菓子離れ」が進む中、興味を持つきっかけになればと期待しています。
創業119年、善光寺門前に店を構える老舗和菓子店「太平堂」。
バレンタインに合わせ期間限定で販売しているのが、看板商品「まほろばの月」をチョコレートでコーティングしたお菓子です。
「まほろばの月」は栗1粒を自家製の栗あんで包んだまんじゅう。
限定商品はそこにスイート、イチゴ、ホワイトの3種類のチョコレートをかけ、ハートマークも描いてかわいらしく仕上げました。
(記者リポート)
「チョコのほろ苦さが栗のやさしい甘さとマッチしています」
若手女性社員が発案し2年前に販売を始めました。
約80年の歴史を持つ「まほろばの月」をアレンジするのは初めてだったということです。
太平堂・中村暢彦さん:
「最初は正直驚いたのと商品化できるのかなというのがあったんですけど、飾りつけもかわいかったので商品化する大きなきっかけになりました。弊社の和菓子と洋菓子両方を作っている技術を生かせた商品」
購入した客:
「(まほろばの月は)いつもお土産に買ったりしているけど、きょう、かわいいチョコだったのでついつい買ってしまいました」
購入した客:
「まほろばの月は古風な感じの名前ですよね。だけどデコレーションすることで“今”という感じがしました」
太平堂は近年、新商品の開発に力を入れています。
2年前に販売を始めたのが「ストロベリーケーキ」と、県産の米こうじを使った「甘酒食パン」。
ストロベリーケーキは半世紀以上前から親しまれている「レモンケーキ」のストロベリーバージョン。
甘酒食パンは健康志向の高まりを受け「飲む点滴」とも呼ばれ人気の甘酒を、生地に混ぜ込みました。
いずれも社内の会議で出たアイデアを商品化したということです。
太平堂・佐藤務社長:
「従来の商品だけにあぐらをかいてはいけない。伝統の味を守りながら新しく進歩させていかなければいけない。老舗のこれからの歩みかと思う」
バレンタインに合わせて販売しているチョコレートをかけた「まほろばの月」も老舗の挑戦の一つです。
若者の「和菓子離れ」が進む中、興味を持つきっかけになればと期待しています。
太平堂・中村暢彦さん:
「和菓子に縁遠い方、若い方にはぜひ手に取っていただきたい」
年々人気が広がり、販売個数は2024年、約300個でしたが、今年は1000個を用意しました。
商品がなくなり次第、販売終了だということです。