札幌市中央区でそば店を運営する「霧の下」など2社が破産手続き開始決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社、帝国データバンク札幌支店によりますと、破産手続き開始決定を受けたのは、そば店を運営する「霧の下」と、関係会社でチーズ料理とワインをメインとした飲食店を運営する「Smart.Dining」の2社です。
2社は2月3日付で札幌地裁から破産手続き開始決定を受けました。
「霧の下」は1965年の創業で、2023年4月期には年売上高約2億3500万円を計上していました。
札幌市内中心部のオフィスビルや商業施設に3店舗を展開し、そばを主体にうどんなどの麺類のほか、カツ丼や天丼などのご飯もの、天ぷらなどを提供。
セットメニューが人気を博し、業歴60年の老舗そば店として知名度が高く、近隣住民やビジネス客など幅広い顧客層を獲得していました。
しかし、コロナ禍で業績が低迷し、その後も回復を図れず、2024年4月期の年売上高は約1億5900万円に落ち込みました。
原材料価格の高騰もあって収益の低迷が続いていたということです。
一方、「Smart.Dining」は2013年7月に設立され、札幌市中央区で3店舗を運営。
2020年6月期には年売上高約9500万円を計上していましたが、コロナ禍の影響で2021年6月期の年売上高は約5600万円にダウン。
その後、集客は徐々に回復し、2024年6月期の年売上高は約1億円まで回復したものの、採算面の悪化が続いていました。
負債総額は「霧の下」が約1億6000万円、「Smart.Dining」が約1億3000万円で、2社合計で約2億9000万円です。
なお、「霧の下」が運営していた店舗は他社へ譲渡され、現在も営業が継続されています。「Smart.Dining」が運営していた店舗の一部も他社へ譲渡され、営業が継続されているということです。