北陸中日新聞の記者が取材した記事を紹介する記者の目のコーナーです。今回、紹介するのは10日の朝刊に掲載された記事です。

毎週金曜の夜から翌朝にかけて育児に悩む親子を受け入れる施設が金沢市南塚町にあります。施設の名前は「子育て避難所おりがみ」。行政書士の笹野智彦さんと保育士経験のある妻・千尋さんが夫婦で運営しています。

子育て避難所の入場は無料。智彦さんの家族が営む自動車販売店の2階を活用し子供の遊び場や親がひと休みできる居場所を提供しています。

金沢市出身の笹野さん夫婦は就職を機に上京。2人の息子を東京で育てた経験があり頼れる人が近くにいない環境での育児は想像以上に大変だったといいます。

家業を継ぐために3年前に金沢に戻った2人は「同じように悩む人たちのために何かできないか」と考え子育て避難所の取り組みを始めました。

「夜泣きがひどい」「元気すぎて寝てくれない」などさまざまなの悩みを抱えて2年間で延べ40人ほどが訪れたということです。

ここからはこの記事を書いた北陸中日新聞の田上記者とお伝えします。子育て避難所はどのような施設になのでしょうか。

田上記者:
ブロックやミニカー、絵本などのおもちゃから、滑り台のような大型の遊具まで用意してあり私が取材に行ったときには笹野さんの息子たちがお気に入りのおもちゃを見せてくれました。

子供たちも退屈しない空間ということですね。子供たちだけでなく子育ての悩みを抱えた親にぜひ来てほしいということですが施設を訪れるのは県外出身の方が多いそうですね。

田上記者:
はい。身近に頼る人がいないと悩みを相談できる環境も少ないということで笹野さん夫婦は次のように呼びかけています。

笹野千尋さん:
「笑顔でゆっくり子供と向き合える気持ちになってもらえたらいいなと思いますし、もし来られなくてもこの空間がパパさんママさんにとっての心のお守りになってもらえたら。」
笹野智彦さん:
「子育てをしているとかわいいはずの子供を嫌いになりかけてしまいそうな瞬間があると思うけど、そういう風になりかけているなと思ったらぜひうちに遊びに来てくれたらと思う。あとは単純に子供の体力がだだ余りして夜寝てくれないというときにもぜひお気軽に遊びに来てくれれば一緒に遊んで体力削ります。」

夜ゆっくり寝られないというのは本当に育児の大変なところだと思いますが、こういった空間があるのは心強いことですね。

田上記者:
そうですね。特にアパートやマンションだと泣き声が響くため思い悩む人も少なくないそうで、笹野さん夫婦も東京で子育てをしていた時に息子をあやしながら夜道を歩くこともあったといいます。

子育て避難所おりがみはインスタグラムのアカウントから問い合わせができます。気になる方はぜひ検索してみてください。ここまで北陸中日新聞の田上さんとお伝えしました。

石川テレビ
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