一方、宮崎県教委は「黙食の徹底」という言葉を見直したが、どう変化するのか。担当者に聞いた。

必ずしも黙食を行わないものではありません

――黙食の見直しについて、宮崎県教委はどう考えている?

今回、宮崎県の警報レベル(レベル2→1)の移行に伴い、「黙食の徹底」を一律に行うことを見直したものであり、必ずしも黙食を行わないものではありません。文部科学省の衛生管理マニュアルに基づき、地域や学校の状況などに応じた適切な感染対策をとることが必要であると考えております。
 

――黙食はいつからどのような理由で始まった?

2022年1月25日付で、県立学校あての通知文で「黙食の徹底」の表記を入れました。当時、県全域がまん延防止等重点措置の適用を受けたこと、学校現場での感染拡大がみられたことなどが理由です。
 

手洗いの徹底などはされている(画像はイメージ)
手洗いの徹底などはされている(画像はイメージ)

――給食はどんな感じ?形式やルールはあるの?

食事前後の手洗いを徹底し、飛沫を飛ばさないよう(机を向かい合わせにしない、大声での会話を控えるなど)対応すること。弁当を持参する場合なども、飛沫を飛ばさないような席の配置や、距離がとれなければ会話を控えるなどの対応を工夫すること。食事後の歓談時には必ずマスクを着用することとしています。
ただ、実際の現場では、学校・地域の感染状況や学級の状況などで対応が異なります。