相手の身になり関心を持つ

「無関心」にならないことも大切です。

例えばいま世界で起きていることに関心を持つこと。中東のガザ地区でなにが起きているか?イスラエルの侵攻によって、5万人以上が亡くなり、その多くが女性や子どもです。

ミサイルやロケット弾で破壊された瓦礫(がれき)の下には、もう1万人ぐらいいるのではないかと言われています。

「イスラエルはやりすぎなんじゃないか」と、僕なら思います。かつてドイツのヒトラーに同胞のユダヤ人が大量に虐殺されました。ユダヤ民族にはその記憶が残っていて、二度とそうならないために過剰に防衛するのではないかとも言われています。

パレスチナの人たちはそれに対して、なんら有効な抵抗手段を持ちません。でもなにもできなくても、「ひどすぎるよな。ユダヤ人も第二次世界大戦で大変だった。けれどもパレスチナにユダヤ人が住むようになって、パレスチナの人たちは住むところを追われて、ひどい目にあっているな」という想像力を働かせてほしいのです。

お互いを気遣うウィン・ウィンの関係にならない限り、平和はやって来ません。世界の人みんなが、そういう見方をすることが大事なのです。

つまり「相手の身になって考えてみる」ということです。