アメリカのバイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長は27日、連邦政府の債務上限の引き上げで基本合意に至った。

マッカーシー氏はバイデン大統領と電話会談し、債務上限を引き上げる一方で、政府の支出を削減するなどの案で「基本合意に至った」と、日本時間28日午前10時過ぎに記者団に対し明らかにした。

また、マッカーシー氏は今後は双方のスタッフ間での法案の文言の調整を進めるほか、28日にはバイデン大統領と再び会談し、正式合意に至るとの見通しも示した。

債務上限の引き上げをめぐっては、イエレン財務長官が26日、議会と合意できなければ、6月5日までにデフォルト=債務不履行に陥るとの最新の見通しを示していた。

バイデン大統領も、日本時間28日午前11時前に声明を発表し、「経済不況や数百万人の雇用が失われる可能性を防ぐことができた」と述べた上で、議会に早期の法案成立を要請した。

国際取材部
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