衆議院選挙は中盤に差し掛かる中、注目区の島根1区の戦いについて見ていきます。
新党に合流した前職と与党の元職の争いに新人2人が加わった激しい選挙戦が続いています。

島根1区に立候補しているのは、届け出順に
中道改革連合で前職の亀井亜紀子さん(60)、
参政党の新人・伊藤礼司さん(42)、
共産党の新人・村穂江利子さん(57)、
自民党の元職・高階恵美子さん(62)の4人です。

中道・前 亀井亜紀子候補:
島根県のことを隅々まで歩きましたし、皆様のこともよく分かっている。地域のことも伝えます。

中道改革連合で前職の亀井亜紀子さん。
2年間で3回目の衆院選で、ここ2回の選挙では与党候補に2連勝しています。
今回は新党「中道」に合流し、支援体制も変化。
公明党が主催する演説会にも参加し、「公明支持層」への票固めにも力を注ぎます。

中道・前 亀井亜紀子候補:
公明党の議員さんとは、今までたくさん一緒に仕事をさせていただいております。自由で寛容で右でも左でもなく、厳しすぎず怠けすぎず、中道ど真ん中まっすぐ行きます。

自身を「ブレない亀」と形容し、支援体制は変わっても主張は変わらないとアピール。
これまで一貫して訴えてきた「食料品の消費税ゼロ」や農業支援などを訴え、後半戦は安保問題についても訴えていきたいとしています。

中道・前 亀井亜紀子候補:
気を抜いたほうが負けると思います。最後の最後まで私は地道に、亀でウサギのように寝ないで歩き続けたいと思う。

参政・新 伊藤礼司候補:
地方では頑張っているけども手取りが増えず、若者が都会へ流出していく。こういったところを直して行かないといけない。

参政党の新人、伊藤礼司さん。
2025年の参議院選挙で「台風の目」となった参政党。
県内の小選挙区に候補を擁立するのは初めてです。

伊藤さんが一番強く主張するのは「経済政策」。
消費税の減税や積極財政で個人負担を減らし、経済の活性化を促すことが大切だと訴えます。

参政・新 伊藤礼司候補:
個人が使えるお金を増やし、個人消費を伸ばして景気を良くしていく。特に、この中小企業が多い地方は経済が良くなっていく。

参政党の武器は、ネットを中心とした「強い拡散力」。
伊藤さんもSNSを戦略的に活用し、街頭演説をすべてライブ配信することで若年層や浮動票の獲得を狙います。

参政・新 伊藤礼司候補:
SNSがやっぱり今重要な選挙の訴えの戦場となっていると思っている。そういったところでの勝負になってくると思っている。

共産・新 村穂江利子候補:
私は原発ゼロを掲げるこの島根1区からの候補者として、皆さんの不安を希望に変えるために戦っていきます。

共産党の新人、村穂江利子さん。
新党「中道」が原発と安全保障政策で主張を変えたことは、有権者への裏切りと批判。
各党が訴える消費減税についても共産党だけが代替財源を示しているとして、他党との違いをアピールしています。

共産・新 村穂江利子候補:
ファンドを作ってお金を増やすとか、もう本当に不確かな財源論しかありません。
他の政党は。でも日本共産党は違います。

村穂さんは後半戦、SNSでの発信にも力を入れ、消費税減税や原発廃止、さらに最低賃金の引き上げなど、党が掲げる政策を訴えます。

共産・新 村穂江利子候補:
信頼できる政党はどこなのか。有権者のみなさんがはっきりわかるような訴えと総力戦で全党あげて頑張りたい。

自民・元 高階恵美子候補:
新たな時代に向かう、そのための積極財政を総理の考えとともに一緒になって進めて参りたい。

自民党の前職・高階恵美子さん。
前回の衆院選では、亀井さんに約1万票差で落選。
「公明票」の行方が見通せない中、総理の人気を追い風に組織力を生かして議席奪還を狙います。

自民・元 高階恵美子候補:
崖っぷち、厳しい状況に我が陣営がある。人生100年と言われます。その地域事情にあった形で制度を充実していく、いよいよ今やらなければならない段階に来ている。

高階さんは、厚生労働副大臣をはじめとした国政での15年間の実績をアピール、医療・介護の体制整備や農業振興などを訴えます。

自民・元 高階恵美子候補:
熱気がぐんと上がったかなと。選択していただけるように頑張るだけ。

FNNは、この土日に全国の選挙区の情勢調査を行いました。
これをもとに島根1区について、取材結果も加味して中盤情勢を分析。
それによると、自民党の高階恵美子さんと中道改革連合の亀井亜紀子さんが「激しく競っています」。
ただ、回答者の約15%は投票先を決めていないこと、島根1区は無党派層の多い大票田・松江市を含むことなど不確定な要素も多く、8日の投票日まで予断を許さない状況です。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

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