2月8日に投開票を迎える衆議院選挙。選挙戦が中盤に差し掛かる中、山陰の各選挙区の戦いも熱を帯びています。
このうち鳥取2区は、前回の衆院選と同じ顔ぶれによる三つ巴の戦いです。
鳥取2区に立候補しているのは、届け出順に、
共産党の新人・福住英行氏(50)、
中道改革連合の元職・湯原俊二氏(63)、
自民党の前職・赤沢亮正氏(65)
の3人です。
2024年の衆院選と同じ顔ぶれで、この3候補での選挙戦は5回目です。
共産・新 福住英行候補:
物価の高騰が暮らしを痛めつけています。長年にわたる自民党政治が、大企業や大株主ばかり優遇してきた結果ではないでしょうか。
共産党の新人・福住英行さん。
高市総理の国会冒頭での衆議院解散を強く糾弾。
さらに、立憲民主党が原発や安保法制の主張を変えてまで公明党と手を組んだことも非難。
自民・中道への批判を展開し、独自色を強めています。
共産・新 福住英行候補:
ブレずに平和、原発ゼロを貫く、日本共産党の躍進がどうしても必要だ。
福住さんは「ブレない政治」を強調。党が掲げる1日7時間労働への短縮や消費税一律5%への減税、インボイス制度の廃止などを訴えています。
共産・新 福住英行候補:
私は消費税一律5%に減税を、その財源はきちんと儲けている企業や富裕層から取ればできるということを訴えて頑張りたいと思います。
立憲・元 湯原俊二候補:
様々な思いの中でこの旗に集まりました。まずは国民の暮らしを守る政治が必要ではないか。
中道改革連合の元職・湯原俊二さん。
前回の衆院選では、自民・前職の赤沢さんに約3万8000票の差をつけられ落選しました。
演説会には、公明党の関係者の姿も。
もともとの支持基盤に加え、いわゆる「公明票」をどこまで取り込めるかが大きな焦点となっています。
中道・元 湯原俊二候補:
政治を変えるためには政権交代。高市政権を止めなければ政治を変えられない。そのために出ているんだ。
湯原さんは、市議時代から続ける街頭活動を通じて、地域の実情を最も理解しているとアピール。
食料品の消費税0%や農業支援などを訴えます。
中道・元 湯原俊二候補:
自民党の政治が今までやってきたことで地方が良くなりましたか、裏金問題の真相解明もできないし、企業団体献金の禁止もできないことを伝えていきたい。
自民・前 赤沢亮正候補:
経済産業大臣として、力強い産業政策で、万全の経済安全保障の確保で、この国の経済を発展させる。
自民党の前職・赤沢亮正さん。
高市内閣で経済産業大臣を務め、選挙活動中も常に警察が警護にあたります。
閣僚として、党の公認候補の応援で全国各地を回る赤沢さん。
選挙期間中、地元で活動できるのは2日間だけです。
自民・前 赤沢亮正候補:
地元に戻れるのもきょうが最後です。「友党」と連立を解消したのは脅威。危機意識はものすごく強い。
やはり気にかけるのは「公明票」の行方。
それでもアメリカとの関税交渉などの実績を訴え、支持固めを図ります。
自民・前 赤沢亮正候補:
中小企業の生産性向上と賃上げ、防災庁の設置と徹底した事前防災、女性活躍と女性参画、これを必ず成し遂げたい。地元の力を信じているし、最後まで戦い抜きたい。
FNNは、この土日に全国の選挙区の情勢調査を行いました。
これをもとに鳥取2区について、取材結果も加味して中盤の情勢を分析しました。
それによると、自民党の赤沢亮正さんが「優勢」に戦いを進めています。
ただ、回答者の約15%は投票先を決めておらず、8日の投票日まで予断を許さない状況です。