衆議院議員選挙が27日に公示され、各選挙区に立候補した候補者の訴えをお伝えしています。
きょうは沖縄3区についてです。ご覧の3人が立候補しています。
前回の選挙では自民党の島尻安伊子さんが選挙区で勝利し、立憲民主党の屋良朝博さんが比例区で復活しました。
県内でも強固だった自民党と公明党の関係ですが、国政での連立解消に伴い公明党県本部は、立憲民主党と結成した新党中道改革連合の候補者の支援を表明しています。
公明党県本部の上原章代表は「衆院選では新党を支援するが私たちはオール沖縄の枠組みではない」と強調していて、1月の名護市長選挙では自民党県連と共に現職を推薦するなど距離の近さも見られます。
さらに今回は、保守層や若者などから支持を集め、2025年の参院選で躍進した参政党が仲間暁子さんを擁立しています。
接戦が予想される3区について各候補者の訴えを見ていきます。
沖縄市やうるま市、そして普天間基地の移設先とされる名護市など、本島北部を選挙区とする沖縄3区。
県選管によりますと、選挙人名簿登録者数は県内4つの選挙区の中で最も多い31万9341人となっています。
沖縄3区には3人が立候補していて、28日も各候補者が演説して各地を回るなど支持を呼びかけました。
参政党から立候補した仲間暁子さんは28日、うるま市で演説を行い、物価高への対策などを訴えました。
参政党 仲間暁子 候補:
物価高の今、生活が苦しい、手取りは変わっていないけど手元に残るお金はなんだか少ない。消費税は段階的に廃止する方向、そして一律で減税、これが今必要な政策です
仲間さんは、一次産業の支援によって食料自給率を向上させ物価高を抑えるといったことや、消費税の廃止などを訴えています。
沖縄市で演説した島尻安伊子さんは、これまでの実績や政権とのパイプを訴えました。
自民党 島尻安伊子 候補:
あの北部の道路、菅ロードと言われておりますけれども、菅(元)総理がこれまで沖縄を愛してくださっていろいろなものを前に進めて下さった。これに感謝を持って、私はこれを引き継いでやらせていただきますと(菅元総理に)言って参りました
名護市長選では支援した現職が勝利し、選挙戦は保守系の首長や経済界の支援を受けて選挙戦に臨みます。
中道改革連合から立候補した屋良朝博さんは、高市政権の安全保障政策を批判し政権交代を訴えました
中道改革連合 屋良朝博 候補:
沖縄だけにこれだけ(基地負担を)押し付けておく、これまでの政治はこれに対して何ら解決策を提示できませんでした。私たちは中道の精神でしっかりとイデオロギーではなく政治の議論によって解決していく。その道筋しかない
屋良さんは、米軍兵士による女性への暴行事件やPFASを巡る政府の対応を批判し「話し合いによる解決を目指し生活第一の政治を取り戻す」と訴え支持を呼びかけました。
沖縄テレビは、各候補者について政策のアンケートを実施しています。
3区の候補者が回答した「物価高対策」と選挙区に含まれる「普天間基地の辺野古移設計画」について比較します。
参政党の仲間暁子さんは、物価高対策について「税金と社会保険料の国民負担率の軽減」を訴えています。普天間基地の辺野古移設について「軟弱地盤の課題などもあり見直すべき」としています。
自民党の島尻安伊子さんは、物価高対策について「生活支援として子供1人あたりの2万円給付」「重点支援地方交付金を活用した地域に応じた支援」を訴えています。普天間基地の辺野古への移設計画については「問題の原点は1日も早い危険性の除去」として賛否について明言していません。
中道改革連合の屋良朝博さんは、物価高対策について「生活必需品の価格抑制や低所得者への支援の強化」を訴えています。普天間基地の辺野古移設計画については「移設工事は完成時期すら見通せない軍事的にも財政的にも愚策」と批判し「海兵隊の運用を見直せば普天間基地の機能停止は可能」と主張しています。