1月27日公示・2月8日に投開票される衆院選。新潟2区は中道改革連合に入党し、副代表となった菊田真紀子衆院議員と自民党の国定勇人衆院議員の現職2人に、昨夏の参院選で台風の目となった参政党の平井恵理子氏と日本維新の会の金子典子氏の新人2人が割って入り、4人による争いとなる見込みだ。
かつては協力関係も…菊田議員と国定議員の議席争い再び
新潟県燕市で行われた小正月の伝統行事・さいの神。燃え上がる炎を前に、火花を散らす2人の姿が。
中道 菊田真紀子 衆院議員:
どうぞ健康で、午年のごとく活躍される、全力で駆け抜ける良い一年にしてください。
自民 国定勇人 衆院議員:
皆様にとりまして、素晴らしい一年になりますことを心から祈念したい。
新潟2区で出馬する立憲民主党から新党・中道改革連合に参加した現職の菊田真紀子氏と自民党の現職・国定勇人氏だ。
ともに来賓として参加したものの互いに言葉を交わすことはなかった。1議席を争うライバル関係の2人だが、かつては違った。
2003年に三条市などを含む旧新潟4区で初当選し、8期務めている菊田氏。その応援をしていたのが、2006年から14年間、三条市長を務めていた国定氏だ。
しかしその後、市長を辞職した国定氏が前々回の衆院選自民党公認候補として新潟4区で出馬すると、選挙戦では「菊田氏が政府から予算をしっかり持ってきてくれたのは、14年間の三条市長人生の中で(民主党政権だった)たったの3年間だ」と菊田氏を批判。
菊田氏は「国定氏が党派ではなく、県央・三条のため力を発揮してくれる代議士を応援すると、私を応援してくださったことを忘れてはいない」と訴えていた。
協力関係から一転、議席を争う関係に。この時は約200票差の大接戦で菊田氏が勝利し、国定氏は比例復活。
区割りが変わった前回は、菊田氏が2区で出馬、国定氏は比例単独で出馬し、ともに当選したが、今回自民党が国定氏を2区の公認に選定したことから再びの対決となる。
中道・菊田真紀子議員 新党名に疑問も…与党との対峙へ意気込み
菊田氏は「キャリアもあるし、根強い支援者も大勢いるし、それから加えて今の高市政権の支持率が大変高いということで、大変な強敵」と大接戦を演じた相手との再びの戦いを前に警戒を口にする。
この日は緊急に開かれた立憲民主党県連の会合で公明党と立ち上げた新党・中道改革連合をめぐる対応を協議した。
「新党名があまりにも昭和の香りがぷんぷんで、私としては『えっ?』という感じだが…」
こう本音を漏らしながらも新党に参加し、与党と対峙していくことを決めた。
「本当に大きな賭け。乾坤一擲の勝負になるが、右傾化している自民党と維新という政権与党に対し、わたしどもは平和を守る。それから専守防衛に徹する」と意気込む。
自民・国定勇人議員 公明票離れ懸念も“高市人気”追い風にリベンジへ
一方の国定氏は前回、比例単独での出馬だった分、2区内での活動で後れをとる。
それでも「どの政党こそがこの国政をこの日本を育て上げることができるのか、自民党しか責任ある国家運営をすることができない」と政権与党としての政策実行力や大臣政務官を務めた経験を前面にアピールしている。
県カヌー協会の会長として招かれた会合の場でも「皆様からの要望をしっかり賜りながら、このスポーツ界をめぐるハード・ソフト面で精一杯ご支援していく」と支援を呼びかけた。
これまで連立を組んでいた公明党の票が離れることに警戒しながらも高市政権の支持率の高さを追い風にリベンジを果たしたい考えだ。
国定氏は「相手がどうかよりも、私たち自身が何を訴え、どのようにこの地域を導いていくのか。高市首相が掲げる、特に物価高の状況の中で私たち政権与党にできることは、責任ある積極財政をいかに前に進めるか」と訴える。
参政・平井恵里子氏 25年参院選では台風の目に
そんな現職2人の戦いに割って入ろうというのが、参政党の新人・平井恵里子氏だ。
「政治家のための政治が行われている。国民の方を向いてもいないですよ」
国政初挑戦となった25年夏の参院選では20万票あまりを獲得し、台風の目に。
その勢いに乗り、SNSを駆使した活動報告を続けるほか、地元三条市を中心に辻立ちを重ねるなど地道な活動で支持者を増やし、再び旋風を起こしたい考えだ。
平井氏は「ほとんど参院選の時と変わらないが、何も解決していないので、消費税の廃止は一丁目一番地。現職が相手にいるので、なかなか手ごわいと思うが、参政党の訴えたいことを分かりやすく伝えることができればいい」と主張。
維新・金井典子氏 2人の子を持つ母が出馬を表明
さらに22日、新たに日本維新の会の新人・金井典子氏も新潟2区での出馬を表明した。
金子氏は「(周りの)保護者の方と話をします。そのときに物価高の問題をいつもみなさん話してらっしゃいます」と2人の子を持つ母として物価高対策を訴える。
金子氏も「一市民として一人の母としてみなさんの声を届ける。私自身そちらを強みとしてアピールしたい」と選挙戦に臨む構えだ。
4人で1つの議席を争う見込みの新潟2区。真冬の決戦を制するのは…
