災害時にペットを助けるため専用車両で駆け付けます。岡山県獣医師会は1月21日、移動式の動物病院などを運営する会社と協定を結び災害支援車両を公開しました。
(戸田奈沙記者)
「こちらが災害時に活躍する車両。中は診察台のようになっていて動物が応急処置を受けられる」
公開されたのは動物のための災害支援車両「ニコワゴン」です。普段は動物病院がない地域などで稼働していて、麻酔をする機械や酸素吸入器を備え、中で手術や治療をすることができます。
岡山県獣医師会は21日、移動式の動物病院などを運営する岐阜県の会社、NICOX(ニコックス)と災害時の動物救護強化を目的とした車両の貸与について連携協定を結びました。
県獣医師会は8年前の西日本豪雨の発生の後、週1回、4人の獣医師を避難所に派遣しましたが機動力が弱く、十分に対応できなかったといいます。
(岡山県獣医師会 中村金一会長)
「一般車両で行くと治療ができなくて予防の薬を置いてくるだけ。現場で救える命が増えるのではと期待」
また、大規模災害が発生すると適切な管理ができず、ネコの過剰な繁殖が起こるため災害時だけでなく普段から不妊や去勢手術を行う「防災型獣医療」も協力して推進します。
(ニコックス 高橋葵社長)
「動物が増えると排泄物も増えるので(人に対して)公衆衛生上のリスクがある。動物福祉が脅かされたまま放置されることも被災地で起こる」
県獣医師会は被災者がペットと安心して避難できる環境整備を進めたいとしています。