1月25日に投開票される福井県知事選挙には3人が立候補しています。争点の一つでもある北陸新幹線の敦賀-新大阪間の早期整備は最大の課題でもあります。与党では現行の小浜ー京都ルートを含む8つの案の再検証も行われますが、各候補者はどう取り組むつもりなのか、政策を聞きました。
北陸新幹線の敦賀ー新大阪間を巡っては、2025年12月に与党・自民党と日本維新の会による北陸新幹線の整備委員会が、現行の「小浜ー京都ルート」を含む8つのルート案を再検証することを決め、今後、議論が本格化します。
新たな知事は沿線10都府県でつくる建設促進同盟会の会長となります。福井県知事は旗振り役として、小浜ー京都ルートでの早期認可着工に向け、強力に政府与党へ働きかける必要があります。
各候補に、どう取り組むのかを聞きました。
◆無所属・新人 山田賢一候補(67)
山田候補は、早期の議論を求めたうえで最終的には「小浜ー京都ルート」に戻ると強調。「小浜ー京都ルート」による延伸実現に自信をのぞかせます。
山田候補:
「再検証があっても、小浜-京都ルートに帰着する議論がされる。しかもそれが、政権の枠組みも変わっているので、外に分かりやすい形で示されれば、結果として小浜-京都ルートが実現する道にむしろ近づくのではないか」
また、早期の全線開業によりインバウンドも含めた交流人口が増え経済の活力がアップすることや、災害対応の観点からも日本の未来への投資につながると訴えます。
「決して若狭だけとか福井県だけとか、そういうことではなく、このルートが最も日本にとっても重要だということを主張したい」(山田候補)
◆共産党・新人 金元幸枝候補(67)
金元候補は、北陸新幹線の延伸には「反対」だと訴えます。これまで減税を実現できていない中、国や県の財政を考えれば、いま大型事業に税金を費やすべきではない と強調します。
金元候補
「いまの政権下では所得税増税まで言われているし、参院選の結果で言うと、みんな消費税減税を求めていたのに実行されていない。そういう中で、新幹線という大きな工事に国や県のお金をつぎ込んでいいのか。財政事情を考えて時期を選ぶべきだ」
一方で、バスや電車の運転手の人件費を県として援助し、地域交通を守ると訴えます。
「人件費も含めてきちんと確保し、県内の交通を守っていかないと、高齢化が進んだ時にその場所に住めなることも起こってくる。そのことを大事にしたい」(金元氏)
◆無所属・新人 石田嵩人候補(35)
石田候補は、北陸新幹線が関西圏とつながる県内のメリットを強調し、小浜ー京都ルートでの延伸を強力に推し進めると訴えます。
石田候補
「何が何でも小浜京都ルートを推進していくというスタンスを堅持していく。京都まで約20分、大阪まで約40分で着く。これはもう通勤通学の距離。力を入れている子育て施策など福井の魅力を享受して、移住者が増えたりする」
さらに京都など沿線の理解を得られるよう、国に説明を求めていくとしています。
「例えば地下水の影響についても、地元の理解と信頼を得るように国に対して要請していく」(石田候補)