立憲民主党の野田代表は20日、前日に高市首相が行った衆議院解散表明の会見をうけ「消費税の発言がぶれている」と批判した。
立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」は、食料品の消費税を恒久的に0%とすることを掲げていて、野田氏は今回の衆院総選挙で争点になるとの考えを示している。
消費税減税については、高市首相も19日の会見で「食料品の消費税率を2年間ゼロにすることを自民党の公約として掲げる」と表明した。
立憲民主党は2025年、食料品の消費税を0%にする法案を提出しているが、野田氏は高市首相が国会で「レジの準備などがあって間に合わないとか、即効性の話をされていた」と振り返った。
実施は難しいとの認識を示していた高市首相が衆院総選挙を前に消費税減税を表明したことに、野田氏は「なぜ今なのか」と疑問を呈し、「消費税の発言がぶれすぎている」と批判した。
さらに、自民党と日本維新の会が連立政権を組むにあたって合意した政策の中にも食料品に対する消費税を減税する方針が盛り込まれていることにも触れ、「連立したのは去年(2025年)だ。去年決断していれば、レジの問題なども含めてもっと早く実行できた」と高市首相への批判を強めた。
「中道」も与党も消費税減税を掲げて衆院総選挙を戦うことになるが、野田氏は「財源の考え方などは全く異なる」と強調し、「財源や額を明示しながら詰めた議論をしたい」との考えを示した。