テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「大寒寒波」についてお伝えします。

1月中旬、宮崎県内は春のような陽気に包まれましたが、20日の二十四節気「大寒」を境に、天候は一変しようとしています。今回のキーワードは、長期間の冷え込みをもたらす「メガ寒波」です。

古山予報士が「青島神社」で無病息災を祈願

予報の前に、古山予報士から報告がありました。18日に宮崎市の青島神社の恒例行事「青島神社裸参り」に参加してきたそうです。

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ハチマキを締めて海に入り、「今年も宮崎で大きな台風や大雨の被害がありませんように」としっかり祈願してきたとのこと。この日の宮崎市は最高気温が18.1℃と3月下旬並みの暖かさで、海面水温も20℃前後ありました。古山予報士いわく「その後に寄ったジムのサウナの水風呂のほうが冷たかった」というほど、穏やかな参拝日和だったようです。

こんなに暖かい「裸まいり」は今年だけ?と疑問に思い、古山予報士が過去10年分さかのぼって調べたところ、「真冬並」だったのは3回だけで、3月から4月並みの陽気が4回と、「真冬並」を上回っていたとのこと。青島神社によると、温暖化の影響なのか、昔よりも圧倒的に暖かくなっているそうです。

しかし、この暖かさは一時的なものでした。19日には宮崎市で21.2℃(4月中旬並み)を記録しましたが、ここから季節は「大股で逆戻り」を始めます。

20日は「大寒」 暦通りの「メガ寒波」がやってくる

20日は、二十四節気の「大寒」です。文字通り、1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。

この暦に合わせるかのようにやってくるのが、古山予報士が描いたイラストでも紹介された「大寒寒波」です。これまでの寒波は数日(3〜4日程度)で過ぎ去ることが多かったのですが、今回の寒波は「長期戦」=「メガ寒波」になりそうです。20日の午後から真冬の寒気が入り込み、その後、25日にかけて厳しい寒さが続く見込みです。

雪の目安は「上空1500m」の温度

なぜこれほどの寒さが続くのでしょうか。その鍵を握るのは、上空の寒気です。

天気予報でよく使われる指標に「上空1500m付近の気温」があります。

 マイナス6℃以下:平地でも雪が降る目安
 マイナス12℃以下:大雪になる恐れがある目安

20日以降、九州の上空にはこの「平地で雪を降らせる目安」となる寒気が流れ込みます。特に22日から24日にかけてが寒さのピークとなり、宮崎県内でも山沿いを中心に厳しい冷え込みが予想されます。

最高気温が0℃未満?「真冬日」への警戒

今回の「メガ寒波」により、特に注意が必要なのが山沿いの地域です。

五ヶ瀬町の22日の気温変化を見ると、最高気温が0度、最低気温はマイナス7度が予想されています。ここで覚えておきたい知識が「真冬日」という言葉です。

「真冬日」:1日の最高気温が0℃未満の日
「冬 日」:1日の最低気温が0℃未満の日

22日の五ヶ瀬町は、日中でも氷点下に近い状態が続く「真冬日」になる可能性があります。宮崎市などの平野部でも、21日以降は日中の気温が10℃に届かない日が出てきます。

古山予報士は、「大学入学共通テストが終わって緊張が解けている受験生も多い時期です。いつも以上に体調管理に気をつけてください」と呼びかけました。

20日の「大寒」を境に、季節は春から真冬へ。長期間の「メガ寒波」に備え、厚手のコートや暖房器具の準備を万全にしておきましょう。

(テレビ宮崎)

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