イラン情勢の悪化を受けた中東からの日本人の退避を巡り、民間チャーター機が運航できない場合などに備え、日本を出発した自衛隊の輸送機が8日、インド洋の島国モルディブに到着した。
航空自衛隊小牧基地(愛知県)を未明に出発していたKC-767空中給油・輸送機1機について、小泉防衛相は午後4時半頃、視察先の松島基地(宮城県)での記者団の取材に「先ほど、無事にモルディブに到着したとの報告を受けた」と明かした。
政府は、イラン周辺国に滞在し退避を希望する日本人を、民間のチャーター機で輸送する方針だが、チャーター機が使用できない事態などに対応するため、自衛隊機の派遣も決めていた。
小泉防衛相は、モルディブに到着したKC-767について、「万が一、邦人等の輸送が必要となった場合に、迅速に対応できるよう、念のため、待機態勢をとる」と述べた。
また、故障などが生じた場合に備え、日本国内で「バックアップの航空機や運航要員などが待機態勢を維持している」と説明した。