2025年、日本を訪れた外国人旅行者の数が3900万人を突破し、過去最多を記録した2024年を上回ったことがわかった。史上初の年間で4000万人超えが確実視されている。
こうしたなか、外国人観光客に対するおもてなしを向上させるため、タクシー運転手が英語のスピーキング能力向上に励んでいる。
東京タクシーセンターでは、10年ほど前からタクシー運転手による英語おもてなしコンテストを実施してきた。
コンテストでは、英語でのあいさつ、表現力など、英語おもてなし度を審査する。
そして、2025年11月、過去9大会で優勝したチャンピオンたちの参加する英語おもてなし度のグランドチャンピオン大会が開催された。
そこでグランドチャンピオンに輝いたのが、平和自動車の金井千晴(かない・ちはる)さん(61)。
金井さんと英語の出会いは20代のころ。大好きな映画鑑賞をきっかけに英語を学ぶようになったという。お気に入りの映画は、ダーティーハリー。クリント・イーストウッドのファンだそうだ。
動画で、約6万3000人の運転手のなかからグランドチャンピオンに選ばれた金井さんの英語おもてなし度をチェックしてほしい。
外国人観光客役に協力してくれたのは、企業などで英会話とともにコミュニケーションマナーも教えているレネ・ビルドソラさん(英語大学)。
金井さんの流暢な英語で行われるおもてなしに、レネさんはびっくり。
レネさんによると、英語力だけでなく、会話が途切れた時でも会話のネタをふってくれることや、観光スポットについても必要な情報をきちんと伝えてくれるところが素晴らしかったという。
金井さんは、一日に4~5組の外国人観光客を接客しているそうだ。
これまでに印象に残ったのは、外国人家族4人を新宿から浦安まで乗せた時のこと。
助手席に座った10代の男性とたくさん会話をして浦安で降ろしたあと、日本にきて日本人と初めてたくさん会話ができた、と男性の両親からとても感謝されたとのことだ。
タクシー運転手さんたちも、観光大国ニッポンを支えている。
(執筆:フジテレビ社会部 大塚隆広)