福島・南相馬市は25日、市立総合病院を受診した妊婦に妊娠中は禁忌とされる内服薬を処方し、服用した結果、生まれた赤ちゃんに一過的な腎機能障害が発生したとして、賠償金86万8000円を支払ったことを明らかにした。

南相馬市によると、2024年2月21日に南相馬市立総合病院を受診した妊婦に対し、妊娠中は禁忌とされている内服薬が処方され、同年3月11日まで服用が続けられた。その結果、同年3月に生まれた赤ちゃんに腎機能障害がみられ、加療のため入院期間が延長されたという。

南相馬市立総合病院によると、処方されたのは主に高血圧症の治療に用いられる「アジルサルタン」という内服薬だという。

妊婦が服用した場合、胎児・新生児の死亡や腎不全、高カリウム血症などのリスクがあるとされている。

この赤ちゃんの腎機能障害は一過性のもので、現在は正常化しているが、市は相当因果関係を認め、慰謝料などの賠償について合意した。

また、合意書作成時点で判明していなかった後遺症が将来発生した場合には、別途協議することを取り決めたという。

同病院では再発防止策として「今後はダブルチェックの徹底をした上で、ハード面を含めたシステムの改善を検討する」としている。

プライムオンライン編集部
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