前知事が自身のセクハラ問題で辞職したことに伴う福井県知事選挙が、1月8日に告示。▼無所属・新人の山田賢一氏(67) ▼共産党・新人の金元幸枝氏(67) ▼無所属・新人の石田嵩人氏(35)の3人が立候補し、8日朝、福井市内で第一声を上げました。
「セクハラなくし、男女の賃金格差を是正」
金元候補は、7日に公表された前知事によるセクハラ調査の被害者の声を涙ながらに読み上げ「セクハラをなくす」を訴えました。
また、県民が物価高に苦しむなか、アリーナや新幹線に税金を使うのではなく、中小企業を支援し賃上げにつなげるなど、暮らしを守る政策を打ち出すと強調しました。
金元幸枝候補の第一声<全文>
昨日のニュース、また今朝の新聞などでご覧になったと思います。前の知事のあの、セクハラのもうひどさ、裏の顔がひどいとか色々新聞の見出しがありました。昨日そのニュースを見た女性の方が電話をくれました。知らない人ですけどね。こんな人が知事ですかと。もう恥ずかしいと。もう頑張ってくださいっていうね、そんな話で私もそうだなと思って報告書をずっと読んでたんです。正直なところ、あまりのひどさにもう吐き気がしてもうもう、本当に苦しくなったんですね。
同時に、その通報した女性の決断と勇気もう本当に、体が震えるような思いをしました。で、読んでいて…ちょっと紹介します。読まれた方はあれかもしれないんですけどこんなことが書いてあったんですね。「自分以外にも被害者がいるかもしれず、またこのまま放置してはさらなる被害者が発生すると思い、2次被害は恐ろしかったが勇気を出して通報した」とありました。「別の被害者は実名を出して調査で声を上げるのは精神的に負担だったが、このままでは言い訳はない。通報者を1人にはできない。声を上げなければいけないと思った」とあるんですね。本当にね…ここ読むとね、泣けてくるんですよね。
知事の辞職から、12月8日に立候補の表明をして今日が8日ですから1カ月なんです。この間に討論会が3つあったり、政見放送があったり…このセクハラ問題を語ると、やっぱ気持ちが張り詰まってしまう。(涙を拭いて)ごめんなさい。気持ちが張り詰めてきて、本当に緊張の連続で、昨日も何度も何度も目が覚めて…私は選挙に何度も出てはいるんですけれど、前の日に何度も何度も目が覚めるっていうことは多分なかったんじゃないかなと思っています。まあ、そんなことでちょっと感情が先立ってしまって申し訳ないなと思います。
私はセクハラ、セクシャルハラスメント、これは個人の尊厳を深く傷つける暴力だと、犯罪だと、これを言い続けました。で、この報告書はまさにそのことを物語っていると思いました。
前もお話がありましたけど退職金が6000万、そして325万の期末手当までしっかり払うと、またそれを認める県議会、これは許せないと、もう生活感覚からも許せないし、人権感覚からも許せないし…これはもう本当に大いに語っていきたいと思います。
そして、その前知事に対して自民党の県議会の皆さんは続投を求めたんですよね。そして、福井市議会の皆さんは、ギリギリまで再出馬を求めていました。ですから、もう本当にこの人権感覚も疑いますけど、女性のそんな訴えよりも新幹線だ、アリーナだと、それをやって欲しいんだっていうことでしたね。もう本当に古い古い自民党政治はお断りだと、私はもうこの問題1つとってみてもこんな恥ずかしい、政治を本当に変えていくために、福井県の名誉にかけて皆さん一緒に声を上げていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
セクハラの背景にあるのは女性を低く見る女性差別、女性別視なんですね。経済的に見ますと本当に悔しいですけど、正社員、そして非正規雇用でも女性の賃金は低いんです。一生涯、女性が働いたとして受け取る賃金は男性正社員の約1億円も少ない。現役時代のお給料が少ないと年金も少ないんです。いま物価高で一番苦しんでいる。本当に私はこれは不合理だと思うんです。ですから、セクハラ対策はもちろん頑張ってやります。
報告書でも専門家の委員の皆さんが、提言をしておりまして、それも本当に参考にしていきたいと思います。合わせて背景にあるのは、やはり男女の賃金格差を是正する。そして本当に女性が働きやすい職場を作っていく。その女性が働きやすい環境というのは、男性も、他のみんなが働きやすい環境だと思います。ですから、この知事選挙で本当に皆さんがもう熱い熱いエールを送ってくださって、実はその頃からちょっと私は泣いてしまうんじゃないかなと思って心配だったんですけど、その熱いエールに応えていく。この福井県知事選挙で、ジェンダー平等が大きく一歩動き出したと言える、そういう結果を作り出したいと思っておりますので、是非皆さんご支援よろしくお願いいたします。
県政課題と言いますと、やっぱりいろんな討論会でもアンケートでも聞かれるのは新幹線を敦賀からから先どうするの?とか福井のアリーナどうするの?ていうのがよくあるんですね。でも私は、こんなにみんなが苦しい時に1000億円とか何10億円とかそんな大金を、税金を継ぎ込んでいる場合なんですかっていうことを言いたいし、言ってきました。
例えば、医療や介護の現場、農業などで存続の危機と言ってもいいような状況に追い込まれています。また、物価高だということですけども、30年以上も賃金が上がらない。そして年金は少ない。本当にみんな困ってる、辛いっていう声をあげています。ですからその声に応えて、県民の暮らしを一番に進めるというのが、私は知事として求められてることだと考えていますし、これを言い続けたいと思います。特に国に県として、中小企業に直接お金を出して賃上げやってるところが、岩手県ですとか、いくつもあるんです。福井県も少しはやってるんですけれども、物価高を越すようなそんなことにはなっておりません。
もっと検討して、中小企業を直接支援して賃上げが実現できるように物価高を超えられるように頑張りたいと思っています。そして、医療や介護の現場ですけれども、本当に支援をして働く皆さんの待遇改善がちゃんとできるように頑張りたいと思います。
そしていま、学校で不登校が急増してるんです。教員も増やす、事務職員も増やして本当に行き届いた教育を目指していきたいと思いますし、4月からはもう小学校だけでなく中学校も学校給食を無償にするといういうことをやりたいと思います。そして、地域を回りますとバスの便がなくなった不便になったという声をたくさん聞きます。私はそういう身近なバス路線など公共交通を守っていくということをやっていきます。
そして農業。大規模だけが農業ではありません。規模の小さいところも含め多様な農家の経営を守り農村地域を守っていきたいと思います。私は福島の事故やその後の状況、能登半島地震の状況、これを冷静に見て判断して、私はもう福井県は原発をやめると宣言をしたいと思っているんです。もう福井の原発は運転開始てから50年以上経ち、昔からトイレなきマンションと言われていますが、使用済み燃料は溜まる一方なんです。
関西電力は県外に持ち出すと何度も約束しながら破ってきました。もう再処理工場でも中間貯蔵施設でももうみんな行き詰まっている。それでも歴代の県知事さんは原発の運転を認めてきました。もう本当に情けない話だなと思うんです。再生可能エネルギーは今の電力需要の5倍力を持っています。再生可能エネルギーをもっともっと研究開発していけば安全な被爆の心配のない安全な雇用をもっと増やしていくことができるし再エネの方が雇用拡大ができるというのはもうヨーロッパなどでも証明されています。原発のない福井こそ福井の希望ある道だと思います。是非一緒に頑張ってください。力を貸してください。よろしくお願いします。
最後にお訴えしたいのは平和の問題です。平和でなければ福井県の発展は絶対にありません。ところが高市政権は軍事予算を突出して増やしてアメリカと一緒になって外国を攻撃するための戦争準備をするそこまで今来ています。しかし、政治というのは絶対に戦争させないことじゃないんでしょうか。私は外交で平和なアジアを作っていくことを求めますし、軍事費を削って暮らしや福祉に回せ、医療に回せ、介護に回せと頑張ります。そして何よりも消費税は減税せよと政府に対しても堂々と主張していきます。
どうぞ皆さん暮らしを守れ、平和を守れ、この願いを、また福井県庁で出たセクハラ問題、絶対もう2度とこんなことはさせないという願いを是非、私、金元と一緒に県政を変えるために是非力を合わせてください。力を貸してください。どうぞよろしくお願いします。
