8年ぶりにJ1で戦うV・ファーレン長崎が、5日に今シーズン初練習を行った。「本当に上を目指したい」と力強く語る高木監督。J1という新たなステージでの戦いに向け、すでに高い意識を持っていることがうかがえる。
もっと上のステージへ上がっていく
「昇格を何度か経験させてもらって、そのチームが次に何を目標にするか、もう言葉は決まっている。もう残留とかっていうレベルじゃない。とにかく上のリーグ、上のステージに、もっと上のステージに上がっていくんだという気持ちしかない」。
周囲からの評価を気にすることなく、高い目標を掲げる姿勢には、V・ファーレン長崎、高木琢也監督の長年サッカー界で戦ってきた経験が感じられる。
「周りからは何言ってんだという風に思われるかもしれないが、高いところを目標に持っていかないと、そこまでになってしまう。自分の考え方とか行動もそうだし、選手だって同じだと思う」。
「価値観の共有」個人の良さを引き出す
5日に行われた今シーズンの初練習は、新加入の7人を含む選手30人が参加した。
練習後、新加入選手との融合について問われた高木監督は、個々の選手の特性を重視する姿勢を示した。
「1人1人の持っているものを大切にして、そこを最大限引き出すということが自分の役割だと思う」と語る高木監督。そのために必要なのは、単に技術面だけでなく、“選手たちとの価値観の共有”だという。
「人それぞれ価値観が間違いなく違うので、その価値観をやっぱり共有するところで合わせないと、多分その個人の良さも生まれてこない」。
昨シーズン途中からチームを率いた経験を踏まえ、今シーズンはシーズン開始から「ゼロベースから伝えられる」ことに大きな意義を見出している。
「もう1回、ベースの部分というのを作れるということで、すごく貴重な時間をもらったなと思っている」。
長崎スタイルを確立したい
インタビューの中で高木監督は、長崎のサポーターや県民への思いを何度も口にした。
「昇格してから時間が経過する中で、改めて本当に応援していただいて、昇格できて良かったなということをすごく感じる」。
スタジアムでの戦いについても、「新しいスタジアムがJ1の舞台となって戦えるということも含めて、本当に僕自身も楽しみにしているし、県民の皆さんにも本当に喜んでいただけるような、共感できるプレーを選手たちにも伝えて、長崎スタイルというのを確立できればと思っている」と語った。
リーグカップへの挑戦
今シーズン、8年ぶりに戦いの場をJ1に移すV・ファーレン長崎。2月6日には約半年間の特別リーグ「明治安田J1百年構想リーグ」が開幕する。
高木監督は「勝つか負けるしかない大会になるので、何が起こるかわからない。我々にとってもチャンスある大会だと思う」と、前向きな姿勢を示した。
「チャレンジする時間だと思う。ここでの我々の作業というのが、次の本来行われるリーグに移行された時に活かされると思うので、無駄な時間ではなくて、うまく活用することが次のリーグにも大きく影響する」と話した。
1月12日から約2週間の沖縄キャンプが始まり、2月6日、広島とのホーム開幕戦を迎えるV・ファーレン長崎。J1という新しい舞台での挑戦は、チームにとっても監督にとっても新たなチャレンジとなるが、その姿勢は決して保守的ではなく、常に上を目指している。
9日(金)には新体制が発表される予定だ。
(テレビ長崎)
