宮崎市役所にほど近い大淀川の中から不発弾が発見された。陸上自衛隊による調査の結果、アメリカ製の250キロ爆弾であることが判明した。現場周辺は市役所やマンションが立ち並ぶ中心市街地で、処理作業時には交通規制や避難指示が行われる見込みだ。処理は1月末以降となる見通しで、自治体と自衛隊による協議が進められている。
大淀川の中から発見された
1月5日午後1時30分ごろ、宮崎市役所から南東におよそ300メートルの地点で、重機で大淀川の掘削工事をしていた作業員が、不発弾のようなもの1個を川底からすくい上げた。

不発弾のようなものは、長さ約1.2メートル、直径約33センチで、金属製と見られ、砲弾の形をしていた。
自衛隊が応急の安全措置を実施
これを受けて佐賀県の陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地から派遣された不発弾処理隊が現地に入り、午後10時ごろから確認作業を開始した。

調査の結果、発見された物体はアメリカ製250キロ爆弾であることが確認された。戦時中、宮崎市内にも空襲があったが、80年以上、川の中で眠っていたことになる。自衛隊は、爆弾に衝撃を与えないようにするため、爆弾の周囲を土嚢で囲むなど当面の安全措置を講じた。
処理作業は1月末以降の見通し
自衛隊によると、今後は宮崎市などの関係機関と、信管を除去する際の避難範囲や交通規制について詳細な協議を進める方針だという。

実際の処理作業日は未定で、早くても1月末の見通しだ。
市中心部での避難指示に懸念も
宮崎県内では、これまでにも不発弾が見つかった事例がある。

このうち2018年11月に都城市の河川敷で同型の250キロ爆弾が発見された際は、半径400メートル圏内の住民ら112人に避難勧告が出された。不発弾の処理作業は午前8時に始まって1時間程度で終了し、午前10時に避難勧告と交通規制は解除された。

今回の現場は宮崎市役所や高層マンションが密集する中心部に位置しており、避難指示が出された場合、前回を大幅に上回る規模の影響が及ぶことが懸念されている。
(テレビ宮崎)
