大晦日の31日、列島各地で新年に向けた準備が進む中、正月寒波の影響で北日本を中心に雪となっています。
関東でも三が日、雪の可能性があり、注意が必要です。
威勢のいい声が響くのは、“浪速の台所”として知られる大阪市中央区の「黒門市場」です。
正月料理の食材などを求め訪れた地元の買い物客などで、一層のにぎわいを見せていました。
訪れていた人からは、「(Q.何を買った?)フグを。(価格は)例年より少し高いかな」「きょうは買ったマグロのお刺身とおそばを食べ…あっ!エビ天買わなあかんわ!」などの声が聞かれました。
黒門市場には、31日一日で約10万人が訪れる見込みだということです。
東京・日本橋にある老舗そば店「やぶ久」では、一年の締めくくりとして年越しそばを楽しむ人々が訪れていました。
「やぶ久」では31日、普段の約4倍となる600食以上を用意し、午後10時半まで営業するということです。
長崎市内の「光源寺」では、子どもたちがササなどを使い、鐘つき堂の掃除を行いました。
能登半島地震で大きな被害を受けた石川・輪島市では、商業施設の一部で続いている出張朝市が、2025年最後の営業日を迎えました。
広島から来たという男性は「災害の状況を見てみたかったっていうのと、ちょっとでも力になったらと。(Q.実際来てみてどうですか?)さっき道路通ったときにひどい状況、つぎはぎの状況で、(地元の人たちが)すごく頑張ったなっていうのが胸に来るものがあって」と話しました。
また、出店者は「本当に感謝でね、(来てくれる)みなさんのおかげで私たちも助けていただいている。一般の市民もすごく大変な思いをしているので、またみんなで良い輪島、新しい輪島、朝市にできたらと思います」と語りました。
雪の大晦日となり、そり遊びを楽しむ家族の姿が見られたのは新潟市です。
県内では広い範囲で雪が降り、午後4時時点の積雪は魚沼市守門で35cmとなりました。
関東の平野部でも2026年1月2日夜は、一時的に雪雲が発生する予想で注意が必要です。