大分県臼杵市に住む50代の男性が約1300万円をだましとられるSNS型投資詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。

警察によりますと、9月初旬、臼杵市の50代の男性はYouTubeで投資に関する動画を見ていました。すると、「投資によってお金は200%から300%に増やせます」と、著名人のYouTubeチャンネルを装う広告が表示されました。

男性がこの広告をクリックしたところ、その著名人を名乗るLINEアカウントに招待され、そこで「投資アシスタント」を名乗る人物と知り合ったということです。

男性は「投資アシスタント」から株式運用のホームページや資産運用口座の開設などについて説明を受けたほか、約90人が入っているLINEグループに案内されました。

そのLINEグループ内でのもうけ話を目にした男性は、「投資アシスタント」に紹介されるままに投資を行うようになったということです。そして、「資産を増額した方が良い」「1500万円ほどもうけていますが、利益に対する税金の払い込みが必要」「アメリカ株AIクオンツ取引の抽選権利が得られます」などの口実で、10月から12月26日までの約2か月間に15回にわたり、インターネットバンキングなどで合計約1300万円を振り込みました。しかしその後、株式運用のホームページの閲覧ができなくなり、約束していた振り込みが行われず、「投資アシスタント」とも連絡が取れなくなり、30日に臼杵津久見警察署に相談したところ、被害が発覚しました。

警察は「SNSのグループ内で知り合った人に投資を任せるのは、詐欺被害に遭う危険性がある」として、注意を呼びかけています。

テレビ大分
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