2025年も残すところあとわずか。ことし話題になった出来事などを一気に振り返る。
中森明菜さんの歌声に大分が湧く
総勢24組のアーティストが出演した大分“地獄極楽”ロックフェスティバル「ジゴロック」。
4月に大分市で開催され、今回注目されたのが初の野外フェス参加となる中森明菜さんだ。
中森さんは小室哲哉さんがプロデュースするステージに登場。
2日間で約1万9000人が来場し会場は熱気に包まれた。

天皇陛下の使い「勅使」や藤井聡太名人が宇佐神宮に
2025年創建1300年を迎えた宇佐神宮。
10月、天皇陛下の使い「勅使」が、陛下からのお供え物を奉納する10年に一度の勅祭が行われた。
また、その宇佐神宮を舞台に将棋の名人戦が。
ーー藤井聡太名人
「一手一手をしっかり考え抜いて指していきたいと思っている」
藤井聡太名人と永瀬拓矢九段の対局は息詰まる展開に。
激戦の末、永瀬九段が勝利した。

猛暑日の日数が年間の国内最多記録に並ぶ
2025年の夏はとにかく暑かった。日田市では7月に県内の2025年最高気温となる39度を観測。猛暑日の日数は62日、年間の国内最多記録に並んだ。
2025年は戦後80年の節目の年。
戦争の経験者たちの高齢化が進み、記憶の継承が課題となる中、改めて平和の大切さを考える年だった。
フィリピンで終戦迎えた女性は「家族がみんな亡くなって、ここにまつってもらっている。(戦争が)ずっとなければいい」と話した。

全長11mの巨大アヒルに多くの見物客
11月、国東市のため池に巨大な黄色いアヒルが登場。
黄色い体にオレンジ色のくちばし、そしてつぶらな瞳の「ラバーダック」。
全長約11メートル、高さと幅はいずれも10メートルほど。
オランダ人アーティストの作品で国東半島芸術文化祭の一環として九州で初めて展示され、約5万5300人が見物に訪れた。

カルガモ親子が県庁の敷地内をトコトコお散歩
動物たちも様々な話題を届けてくれた。
5月、テレビ大分のカメラマンが大分県庁の敷地内でカルガモの親子に遭遇した。
カルガモの親子は10分ほどお散歩した後、みんなで国道の方面へ向かう。
ーーカメラマン
「危ない、危ない!」
カルガモ親子が渡ろうとしていた国道は、大分市中心部を通る片側3車線の直線道路。

車道をトコトコと横切るカルガモ親子、運転する人たちも慌てて車を停めていたが、直前まで気づかない車もいた。
なんとか無事に渡りきり大分城址公園の中へと消えていった。
日本野鳥の会県支部によると、カルガモは、ヒナが生まれるとエサや水を求めて安全な場所へ移動する習性があるそうで、「新たな巣を探していたのかもしれない」と話していた。

うみたまご初のセイウチの赤ちゃん元気に成長
2024年4月に大分市の水族館うみたまごで初めて生まれたセイウチの赤ちゃん「いちこ」です。2025年はお客さんとも触れ合うようになり大人気に。
年明けの1月には三重県の鳥羽水族館への引っ越しが決まっていて、うみたまごで「いちこ」に会えるのも残りわずかとなっている。
(テレビ大分)

