12月28日未明、出雲市で寺の本堂とその敷地内の住宅などを焼く火事がありました。焼け跡から1人の遺体が見つかっています。
火事があったのは出雲市大津町の西光寺で、28日午前4時前、警備会社の職員から「庫裏が炎上していて本堂に燃え移りそうです」と消防に通報がありました。
近所の人:
「上から火の粉が落ちてきて前もバチバチで下も人が大騒ぎで一緒に逃げた」
寺は林を隔てて県営住宅と隣接していて一時、住民が避難する騒ぎがありました。
火は約6時間後半に消し止められましたが、寺の本堂と敷地内の木造平屋建ての庫裏、それに倉庫2棟が全焼し、現場からは性別不明の1人の遺体が見つかっています。
警察によりますとこの寺には住職の長永禅教さん(90)がひとりで暮らしていましたが、火事の後、連絡が取れていないということです。
警察は遺体の身元の確認を急ぐとともに消防と火事の原因を詳しく調べています。