女性なら必ず経験する「更年期」。閉経の前後約5年ずつの10年ほどが更年期とされ、女性ホルモンの低下により様々な不調が現れることがあります。47歳で更年期障害の症状が現れ始めたファイナンシャルプランナーの高山一恵さんは、「女性は更年期を見据えてライフプランを考えてほしい」と言います。高山さんご自身の経験とお金のプロの視点から、更年期のリアルと対策について、連載でお届けします。(第2回)

文=高山一恵

第1回から読む→「就寝中も襲ってくるホットフラッシュにメンタルもダウン…47歳で更年期障害になったFPが全女性に伝えたいお金と働き方の話」

前回は、更年期の症状に悩まされ心身ともに不調になり、仕事にも支障をきたすようになってしまったことをお話しました。更年期の症状が気になってきたら、検討したいのが更年期の治療です。とはいえ、そもそもどんな治療法があるのか、費用はどれくらいかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、私の体験談も交えて、更年期の症状を緩和するための治療法や費用についてお話します。

ホルモン補充療法を受けることに

更年期の症状を和らげる方法には、サプリメントを飲んだり、規則正しい生活を送ったりすることが有効とされていますが、私の場合、サプリメントを飲んでもあまり効果がなかったため、思い切って友人に紹介してもらった婦人科に行くことにしました。

医師に「とにかくホットフラッシュがひどくて仕事にも支障がでて困っている」「手指がこわばる」などの症状を伝えたところ、提案された治療法が「ホルモン補充療法(HRT=Hormone Replacement Therapy)」というものでした。

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一般的に、のぼせ、ほてり、異常発汗、動悸など、エストロゲンの減少がダイレクトに影響を及ぼす症状なら、ホルモン補充療法を2カ月程度継続すると、約9割程度の方が症状が改善するとのことでした。

そもそもホルモン補充療法は、閉経によって減少した女性ホルモン(エストロゲン)を補う治療法のこと。ホルモンを補充すると聞いて、ちょっと抵抗がありましたが、実際に補充するエストロゲンは、更年期以降の健康維持に必要とされるわずかな量で月経が順調にきている年代に体が作っていた量の3分の1程度と聞いて安心しました。

ただし、ホルモン補充療法を受けられるかどうかは、事前に必要な検査をして医師と相談の上、決めることになります。

私は、検査の結果、ホルモン補充療法を受けることができるとのことだったので、処方してもらうことにしました。

治療は保険適用可!かかった費用は? 

ホルモン補充療法の処方薬には、「エストロゲン剤」とエストロゲン剤を投与することによる乳がんや子宮がんの発症のリスクを抑えるための「プロゲステロン剤」を併用することが一般的なようです。

経口薬(飲み薬=錠剤)や経皮薬(貼り薬=パッチ、塗り薬=ジェル、坐薬=膣剤)などがあります。病院によっては、患者さんのライフスタイルにより、選択できるようになっているようです。

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私の場合は、「飲み薬」と「塗り薬」を併用しています。

気になる費用ですが、更年期症状の治療は、ほとんどの場合が保険適用になるので、自己負担は、かかった費用の3割です。

私のケースでお話しすると、かかった費用は次のとおりです。