11月に開催された東京デフリンピックの陸上競技に出場した松江ろう学校の2人の先生が、学校で報告会を開き、生徒たちと喜びを分かち合いました。

12月22日、松江市の松江ろう学校。
約70人の全校生徒や教職員に迎えられたのは、足立祥史さん(28)と須山勇希さん(24)。
松江ろう学校の教諭で、11月の東京デフリンピックの陸上競技に出場しました。
そして今回、生徒たちに結果を報告しました。

足立さんは、短距離3種目に出場。
第1走者を務めた4×400mリレー決勝では2位でバトンをつなぎ、日本の金メダルに大きく貢献しました。

松江ろう学校教諭・足立祥史さん:
たくさんの応援してくれる人たちが360度見ている中で走るのは、とても楽しい気持ちになりましたし、これからも忘れられない思い出になった。

また、須山さんは走幅跳に出場。
自己ベストを更新する7メートルの大ジャンプで6位入賞を果たしました。

松江ろう学校教諭・須山勇希さん:
7メートルは無理かなと思っていた。でもあと1本だったので、楽しく跳ぼうと。

子どもたちは、2人の先生を質問攻めに。
そして足立先生が獲得した金メダルの重さや手触りを確かめていました。

生徒:
「(デフリンピックは)みんながめっちゃ盛り上がっていてすごかったです。
憧れの先生なので、自分も頑張っていきたいです。」
「かっこいい先生だと思います。金メダルを触ったりかけたりして、2度とない経験ができて良かったです。」

松江ろう学校教諭・須山勇希さん:
応援されて、すごく力をもらっていたので今回の報告会でそのお礼を伝えられたのは、すごく良かったと思いました。

松江ろう学校教諭・足立祥史さん:
デフリンピックに出るとか、目指したい人が増えてくれたら良いなと思いましたし、目指すためのサポートや環境整備は私たちの仕事なので進めていけたら良いなと思います。

次のデフリンピックは4年後、ギリシアのアテネで開催。
足立さんと須山さんは、選手との二刀流で新たな目標に向け歩み続けます。

TSKさんいん中央テレビ
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