急激な少子化を見据えた私立大学の在り方を検討する文部科学省の有識者会議は、理工農系人材の育成を行う大学への重点支援など今後の支援策の方向性を概ねとりまとめました。
急激な少子化の影響や人工知能=AIの発展で、2040年にはAIやロボットなどの活用を担う人材が300万人不足する一方、大卒の文系人材は30万人余る可能性が指摘されています。
こうした状況を踏まえ文科省の有識者会議はきょう、産業構造の変化に対応する理系転換や文理融合教育の推進のほか、日本の産業を支える理工農系人材の育成を行う大学への重点支援など今後の対策の方向性を概ねとりまとめました。
また規模の適正化に向け経営状況が厳しい大学には早期に撤退判断を促すことも盛り込まれました。