福岡県北九州市の海岸に20個を超えるポリタンクが漂着しているのが見つかりました。

市内の海岸には例年冬から春にかけて、季節風や海流の影響でポリタンクなど多数の廃棄物が漂着していて、市は内容物に有害物質が含まれているおそれがあるとして絶対にさわらないよう注意を呼びかけています。

市によりますと9日、若松区の海岸を調査したところ岩屋海岸などでポリタンク計22個の漂着が確認され、回収しました。

いずれも約20リットルの容量で、このうち10個にハングルの表記、1個に英語の表記があり、有害な液体は確認されませんでした。

市内の海岸には例年冬から春にかけてポリタンクが大量に漂着し、2008年2月から4月にかけては802個を確認し、このうち81個に有害な液体が入っていました。

直近の2024年12月から2025年5月にかけては295個が漂着し、有害な液体は確認されませんでした。

このほか、医療廃棄物や海難救助に用いる信号弾なども日本海沿岸に漂着しているのが報告されていて、市によりますと2016年2月に若松区の海岸で注射針付き注射器や信号弾が発見されているということです。

市は海岸線のパトロールを行うとともに、これらの漂着物に不用意にさわるとけがをするおそれがあるとして、発見した際は市の産業廃棄物対策課に連絡するよう呼びかけています。

テレビ西日本
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