長野県松本市南部の笹賀地区でクマの目撃が相次いでいます。12月9日も2件の情報が寄せられ、警察などが警戒にあたりましたが、クマは発見されていません。
9日午前7時前、松本市笹賀で「クマがやぶに入って行くのを見た」という通報があり、駆けつけた警察官もクマのような動物を目撃しました。
警察や市、猟友会などが探しましたが、クマがいた痕跡は確認されず、カモシカが草を食べた跡があったということです。
現場は松本空港の南側の田畑や住宅が広がる場所で、午後3時半ごろにも住民からクマを見たという通報がありました。
周辺では7日からクマの目撃が相次いでいて、これで5件目となりました。
小中学校の下校時間には警察がパトロールを実施したほか、今後、捕獲用の箱わなを設置することにしています。