「あの日のきょうにずきゅん」
テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から41年前の1984年12月5日、広島市と合併する前の五日市町では合併をめぐり町議会が紛糾ました。
当時、人口9万6千人と人口日本一の町だった五日市町では広島市との合併をめざす合併派と単独での市制を目指す単独市制派が対立し、町を二分する議論が続いていました。
午後3時すぎ、臨時町議会が開かれようとした直後、傍聴席から発煙筒3本が町の執行部などに向かって投げつけられました。
「火事じゃ火事じゃ」
議場にホースで水がまかれる騒ぎとなり開会はいったん見送られました。
そして午後4時に審議が再開されましたが再び議会は紛糾します。
午後11時ごろ合併議案の採決にあたり、反対派議員が議長の口をふさごうとして合併派、反対派の議員が入り乱れての大乱闘。結局、深夜に合併議案は強行採決されました。
そして、翌1985年3月20日、日本一のマンモス町、五日市町は広島市に編入合併され現在の広島市佐伯区が誕生しました。