4日午前、宮古島沖でソデイカ漁に出ていたとみられる漁船が転覆し、乗組員2人の行方が分からなくなっています。
宮古島海上保安部によりますと、4日午前4時すぎ、宮古島の南およそ115キロの海域で、「船が沈没しそうだという無線を受けたが、その後応答がなくなった」と近くにいた船から通報がありました。
午前7時40分ごろ、海上保安庁のヘリコプターが、船底を上にして転覆している漁船を発見しました。
転覆したのは、八重山漁協所属の「第八みちたけ丸」で、乗っていたいずれも石垣市に住む38歳の男性船長と、21歳のインドネシア人男性の行方が分からなくなっています。
漁船は12月から解禁となったソデイカ漁に出ていたとみられます。
海上では当時風速およそ10メートルの風が吹いていて、宮古島地方には波浪注意報が出ていました。
宮古島海上保安部の潜水士が、転覆した船やその周辺を捜索していますが、2人はまだ見つかっていません。