衆議院解散に伴って政界を引退した菅元首相が26日、報道各社とのインタビューに応じた。
菅氏は、自身の後継候補に首相在任中の秘書官を選んだことについて、「世襲はしないと現役時代から訴えてきたので、最初から全く考えていなかった」と明かしたうえで、「日本に生まれて政治をやりたい、志のある者は、出来るだけチャンスがあるということを考えて選定した」と述べた。
2025年10月に自民党との連立を離脱した公明党についても触れ、「どんなに長い連立をやっても、「違う政党だからコミュニケーションが大事」と指摘し、公明党と太いパイプを築いた自身の政治活動を振り返り「26年間、野党の時も一緒に取り組んできた連立を解消することは、大変辛いことであったと思っている」と吐露した。
自民が新たに連立を組んだ日本維新の会については、「改革によく取り組んでいるから、自民党も約束したことはしっかり実行に移すことを忘れてはならない」と後進に釘を刺し、連立政策合意を実行に移すことの必要性を強調した。
菅氏は、第2次安倍政権下で歴代最長の7年8カ月にわたって官房長官を務め、その後は首相として新型コロナウイルスの対応に尽力したことなどで知られるが、高市首相による衆議院の解散に伴い30年にわたる政治活動に終止符を打つことを決断した。