サッカーのJ1リーグは残すところ1試合。ファジアーノ岡山はJ1元年を有終の美で飾るべく最終調整を行っています。
勝利で1つでも上位目指し最終調整「何としてもサポータ―に喜んでもらえるような結果を」
(ファジアーノ岡山 江坂任選手(33))
「最後アウェーだが何としてもファン、サポータ―に喜んでもらえるような結果を届けたい」
J1元年の今シーズンも残すところ1試合。12月3日に練習を公開したファジアーノは実戦形式のトレーニングを行い、連携などを確認しました。
現在20チーム中16位、J1残留は確定しているもののここ10試合、白星がないファジアーノ。1つでも順位を上げるべくリーグ最終戦での勝利を狙います。
(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「勝てていない中で少し気持ちも沈みがちになるが、1年間やってきたチームの成果を考えるとしっかりやってきたシーズンだと思うので最後まで全力で勝ちに行きたい」
J2時代からチームを支え続けた「熱い男」柳育崇がホーム最終戦でサポーターに見せた別れの「涙」
中でも特別な思いで最終戦に臨むのはDFの柳育崇選手(31)。2025シーズン限りでチームを退団することが決まっています。
ファジアーノには4シーズン在籍。2025シーズンの出場は4試合にとどまっていますが、田上大地選手(32)の負傷で急遽、出場した「中国ダービー」では体を張ったディフェンスでチームに歴史的な勝利をもたらしました。
(ファジアーノ岡山 柳育崇選手)
「もっと試合に出たかったのが何よりもあったが、自分の力不足でしかない。この悔しさを今後にぶつけていきたい、J1の舞台を岡山で見ることができて本当にうれしかった」
J2時代からチームを支え続けた「熱い男」。ホーム最終戦の後に行われたセレモニーではサポーターとの別れに涙を流しました。
(セレモニーでサポーターにあいさつする 柳育崇選手)
「プレーオフ敗退やキャプテン就任、昇格も含めて本当に幸せな4年間でした。4年間ありがとうございました」
(ファジアーノ岡山 柳育崇選手)
「僕の名前を呼んでくれたり色々な表情が見られて感情的になった。何よりも最後、皆さんと勝って、喜び合ってシーズンを終われれば最高だと思うので、そのことだけを考えて準備していきたい」
ファジアーノのリーグ最終戦は12月6日、アウェーで清水エスパルスと対戦します。