安倍元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の最後の被告人質問が行われていて、「非常に申し訳ないことをしたと思っている」と述べ、初めて遺族に謝罪しました。
山上徹也被告は3年前、選挙応援演説中の安倍元首相を手製の銃で撃ち殺害した罪などに問われています。
山上被告はこれまでに母親の多額の献金によって困窮に至った生い立ちから、旧統一教会への恨みなどを証言していました。
また、安倍元首相を狙った理由について「ほかの政治家では意味が弱い」などと話していましたが、4日の被告人質問で妻の昭恵さんに言葉があるか問われると、「安倍昭恵さんや家族には何の恨みもありませんので3年半つらい思いをされたと思う」「非常に申し訳ないことをしたと思っています」とうつむきながら淡々と話しました。