長野市保健所は17日、ツキヨタケを食べたことによる食中毒が発生したと発表しました。

発表によりますと、16日午後6時ごろ、市内の70代の男女が採取したキノコを調理して食べたところ、約1時間後、おう吐などの症状が出て、医療機関を受診しました。

医療機関からの連絡で保健所が調べたところ、ムキタケと間違って「ツキヨタケ」を食べたことがわかり、保健所は毒キノコによる食中毒と断定しました。県内では今季初の発生事例です。

「ツキヨタケ」は食用のヒラタケ、ムキタケ、シイタケと似ていますが、柄につば様の隆起があり、割くと柄の断面に黒いしみがあるということです。

誤って食べると、おう吐、腹痛、下痢などの胃腸炎症状が出ます。

保健所はキノコの特徴を覚え、確実な鑑別をするよう呼び掛けていて、わからない場合は来月6日まで設置している、きのこ指導員による「相談窓口」で相談してほしいとしています。

画像:ツキヨタケ(長野市保健所の発表資料より)

長野放送
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