放射光施設・ナノテラスは11月25日から、これまでの2倍の強さの放射光で運転を始めます。これにより、太陽光のおよそ10億倍明るい放射光が実現され、先端研究の開発加速が期待されます。
青葉区の放射光施設・ナノテラスです。強い放射光を作り出し、物質をナノレベルまで拡大して見ることができます。
去年運用が始まったナノテラスでは、これまで放射光の強さを200ミリアンペアで運転していましたが、25日からはその2倍となる400ミリアンペアに増大し本格稼働を始めます。
これにより、太陽光のおよそ10億倍明るい放射光となり、次世代デバイスや材料科学といった先端研究の開発加速が期待されます。
物質に200ミリアンペアの放射光を当てた際の画像です。これと同じ物質に400ミリアンペアの放射光を当てると…。より明るく、はっきりと物質を観察できていることが分かります。
NanoTerasuセンタービームライングループ 堀場弘司リーダー
「光の強度が2倍になるので実験効率が2倍になる。次世代の省エネデバイスや量子コンピューターとか。そういったものの実現に近づいていけたらいい」
本格稼働によりナノテラスで利用できる放射光は、国内の施設で最も明るく、世界でも最高水準となりました。