高市首相は、台湾有事を巡る自らの発言について、中国が撤回を求めていることについて「政府の立場は一貫している」と強調しました。
高市首相:
いかなる事態が存立危機事態に該当するかについては、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、政府が全ての情報を総合的に判断する。政府の立場は一貫している。
高市首相は、G20サミットへと出発するにあたって記者団の取材に応じ、「平和安全法制成立当時の安倍首相以来、政府としては繰り返し述べてきた通りだ」と自らの発言について説明しました。
その上で、G20での中国の李強首相との会談の可能性について問われた高市首相は10月、習近平国家主席との首脳会談で確認した戦略的互恵関係の包括的推進などについて「大きな方向性に一切変わりはない」と述べて、会談の有無については言及しませんでした。