安倍元首相の銃撃事件の裁判員裁判で、初めて被告人質問が行われ、山上徹也被告(45)は「生きているべきではなかった」と話しました。
山上徹也被告は3年前、奈良市で演説中だった安倍晋三元首相を手製の銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。
20日の被告人質問で、弁護側に「自分が45歳まで生きていると思いましたか」と尋ねられ、山上被告は「生きているべきではなかったと思います」「このような結果になってしまい、大変ご迷惑をおかけしました」と答えました。
旧統一教会に入信する母親については、「基本的には悪い人間ではないと思いますが、統一教会に関しては理解しがたい一面がありました」と話しました。
被告人質問は来週以降も続く見通しです。