医療現場のひっ迫した状況が明らかになりました。
仙台市医師会は市内にある6割の病院などで、今年の収益が前の年と比べ減収になっているという調査結果を明らかにしました。
仙台市医師会は11月20日、県医師会と合同で緊急の会見を開きました。
この中で、今年9月から10月にかけて仙台市内の医療機関を対象に行ったアンケート調査の結果を公表しました。
それによりますと、今年6月から8月の平均収益を問う項目で、前の年の同じ時期と比べ「減収した」と答えた医療機関が、全体の6割に上ったということです。
仙台市医師会は長引く物価高騰に加え人件費の上昇に診療報酬などの収入が追い付いていないとしています。
仙台市医師会 安藤健二郎会長
「すぐに診療報酬を上げてもらわないと継続できないというような、本当にひどい状況になっています」