益田市グラントワで開かれている、森英恵の生誕100年を記念したコレクション展が11月20日、来場者数1万人に達しました。

9月20日に開幕した「生誕100年森英恵ヴァイタル・タイプ」。
1万人目の来場者となったのは、山口県山口市から訪れた柳井俊洋さんと令子さん夫妻です。
グラントワの的野センター長から花束と記念品が贈られました。

柳井俊洋さん・令子さん夫妻:
日本の生地とかを使って洋服が使ってあるところを実際見て、初めて知りました。
お出かけ着にちょっと着たいなと思うようなものもの初期のあたりにありました。

生誕100年を迎える吉賀町出身の服飾デザイナー・ドレスなどの作品など、約400点の資料を通じて森英恵さんの生涯とその業績を振り返るこの企画展、戦後の高度成長期にデザイナーとして頭角を現した森さんが家庭を持ちながらも大きな仕事を成し遂げた「新しい女性の生き方」にもスポットが当てられています。

森英恵さんの長男・森顕さん:
あなたの子ども服を一番最初にデザインしたのよ」と聞いたときに私は驚きました。
それを言われたのは、小学校1年生の時でした。

こう話すのは、森英恵さんの長男・森顕さん。
企画展の開幕に先立って妻のパメラさん、英恵さんの孫・勉さんがともに会場を訪れ、英恵さんの母としての顔を振り返りました。

森英恵さんの孫・勉さん:
厳しい中にも温かさとか優しさが絶対あったんですよね。

森 顕さんの妻・パメラさん:
厳しいけど、愛はある。ママ森は、基本のものを作ってくれて、クオリティが高かった。おいしい、必ずおいしい。

また、企画展に合わせて開かれたトークショーでは英恵さんの孫でモデルとしても活躍している森星さんが登場。
英恵さんの印象について「生き生きと生きる様子が輝いて見えていた」と話し、「好きなものを追いかける祖母の姿に生命力を感じていた」と振り返りました。

企画展「生誕100年森英恵ヴァイタル・タイプ」は、益田市のグラントワで12月1日まで開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
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