「女性が辞めない職場づくり」について、女性特有の「痛み」を体験して考える取り組みが行われました。

<生理痛体験>
「ん…いたたた…痛い痛い」

苦悶の表情を浮かべる男性たち。

“女性が辞めない職場のつくり方”を考えるセミナーで行われたのは・・・生理痛体験

【男性の参加者】
「痛かったですね。本当に一瞬だけでしたけど、これが24時間とか3日4日(続く)と思うとちょっと仕事できない」

【男性の参加者】
「考えられない。仕事なんて絶対できない。あの状況で」

一方、女性の参加者は…

【女性の参加者】
「まあでも全然大丈夫」
「普段の痛みに近いものだったので、それほど痛いと感じなかったですけれども、お手洗いに行ったり、バックサイドに下がったとき、腰をかがめるではないですけど、体勢を整えて息を吸いなおして、また表にでるというのを行っています。男性にそれ(痛み)を気付いてもらえたのだったらうれしいと思います」

このセミナーは、女性特有の健康の悩みについて企業の人事担当者などに知ってもらい職場での理解やサポートにつなげてもらおうと広島市とマイナビが共同で開いたもので、県内企業の人事担当者など26人が参加しました。

国の調査では、女性特有の健康の悩みなどにより、正社員として働くことや管理職になることなど「職場で何かをあきらめなくてはならない」と感じた経験がある女性は、4割以上にのぼるということです。

【マイナビ メディカル事業本部・大城戸 菜月さん】
「生理痛のある方は8割以上というふうに言われております。職場で理解を促進していって、きっかけを作っていくというところから、働きやすさというところにつながっていくと考えております」

≪スタジオ≫                  
生理痛というのは、皆さん個人差がありますね。

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
そうですね、本当に痛みの度合いであったり、時期も全く違ってきますし、アスリート時代もそうなんですが、選手によっても、本当に一人一人悩みが違ったので、個別でアプローチをかけていくという取り組みをされていました。その痛みを男性が理解するというのもなかなかないと思うんですが、こういった理解の場を設けることによって、女性が相談しやすい場というものを提供できることが、すごく大事なことかなと感じています。

テレビ新広島
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