「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から32年前の1993年11月20日、広島市で建設が進んでいたアストラムラインで地下部分での試験走行が始まりました。

アストラムラインの試験走行は、地上部分の一部ですでに行われていましたが、広島市中区の西白島町から紙屋町本通駅まで1.9キロの地下部分を車両が走行するのはこの日が初めてでした。

6両編成の車両は検査関係者を乗せて、地下およそ20メートルにある本通駅にゆっくりと滑り込みました。

今回の試験走行は、地上の基地と車両の中の設備がうまく作動するかどうか確認し、車体の振動やブレーキの性能をチェックするものでした。

アストラムラインは、その後、広域公園前駅までの全線での試験走行や運転士の習熟訓練を行い翌94年8月に開業しました。

なお当時、全国で8カ所あった新交通システムのうち、地下部分を走るのは広島のアストラムラインだけだったということです。

テレビ新広島
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