バドミントン世界選手権の女子シングルスで、日本人として初めて3度目の優勝を果たした勝山市出身の山口茜選手。その偉業を称え、18日、地元・勝山市で優勝報告会が開かれ、県栄誉賞が贈られました。
       
報告会の会場には市民ら約300人が詰め掛け、山口茜選手に温かい拍手を送りました。
 
母校・平泉寺小学校の児童から花束を受け取った山口選手。この後、中村保博副知事から自身初となる県栄誉賞の賞状が授与され、「小さい頃から現在に至るまで、多くの方の指導や応援、サポートのおかげです。感謝しています」と喜びを語りました。
 
8月にフランスでつかみ取った世界選手権の優勝は、2021年、2022年に続き3度目で日本人初の快挙です。

山口選手:
「なかなか勝てない時期が続いていて、世界選手権も難しいと思っていたが、その中で準決勝、決勝と勝つことができたので価値のある結果だった」
 
海外で連戦が続く中、活力の源はあの日本食でした。
 
山口選手:
「海外に行くときはお米と炊飯器と持っていって、おにぎりにして食べられるようにしている。具は昆布が好きなんですけど、海外だと難しいのでふりかけになってしまう」
  
会場からは将来についても質問がありました。
  
山口選手:
「もし指導者をやるのであれば、まずは勝山市だったり福井県だったり身近なところから、自分が経験してきたことや学んできたことを若い子たちに、少しでも伝えていけたら恩返しになっていくのかなと思っているので頑張りたい」
 
参加した地元の人達:

「将来勝山に戻ってくるのかと思うとうれしくなった」

「リードされた時に次の1点に集中すると言っていた。私はリードされると焦ることが多いのですごい尊敬できる」

「勉強になったし、これからのプレーにも生かしていけるコメントも多く良かった」

「すごい。とても憧れる存在」
         
山口選手、次の舞台は、12月に中国で開かれるワールドツアー・ファイナルズ、そして年末には全日本総合選手権が控えていて、すでに次の戦いを見据えています。
        

福井テレビ
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