「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から12年前の2013年11月19日、広島市民の台所として親しまれてきた広島駅南口の「愛友市場」の解体が始まりました。

「愛友市場」の解体は広島駅前再開発のため行われたものでこの日も、北側の店舗からテントを取り除いたり、一部建物を解体する作業が行われました。

この市場は、戦後、広島駅前の闇市から始まり、長く「荒神市場」と呼ばれました。
特に年末はお正月準備を急ぐ買い物客で、毎年ごった返していました。

【売り声】「もぅちょいじゃ。もうちょいじゃ。もんごう買うてえや買うてえや」

1980年代になって一般公募で「愛友市場」と名前を変えましたが、昭和の風情を残した市場は多くの市民に親しまれてきました。

【市民は】
「ずっと見てきてるからね。ちょっと寂しい」
「ちょっと寂しいよね。さみしいがスッキリしてようなるんじゃないですか」

惜しまれながら解体された「愛友市場」。

跡地には、2017年、46階建ての高層マンションと11階建ての商業施設が完成し新しい広島の姿をみせています。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。