長野県塩尻市の学校の敷地で児童生徒がいる日中、クマが目撃された。被害はなかったが、4日前には窓枠が壊される被害が確認されており、警戒を強めている。
クマが学校の敷地内に出没
塩尻市の楢川小中学校では14日午後1時前、校舎の中にいた教職員が、窓のすぐ外をウロウロ歩く1頭を目撃した。
楢川小中学校・二宮聡志教頭:
「(クラス担任の先生から連絡があって)『窓の外から逃げていくところを見た』と。(私も)ほんの一瞬のことだったからよくわからなかったけど、クマはクマだって分かりました」
警察などによると、クマはその後、学校西側の奈良井川の河川敷を上流に向かって走って行った。
4日前、窓枠が壊される被害を確認
学校では、10日の朝も、渡り廊下の窓枠が曲がり網戸が外れているのが見つかった。網戸にはクマの爪痕が残されていた。
学校では今週は毎日、保護者付き添いの登下校が続いている。屋外での活動や部活動も取りやめた。
保護者:
「怖いです、家も近いので」
「来週も送り迎えが続くと思いますけど」
学校では子どもたちには「外で遊ばないよう」注意を呼びかけ、来週以降も保護者に送迎を求めることにしている。
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