国内や海外企業による最新のデジタル技術の展示商談会が、13日から沖縄県沖縄市で開かれています。
「リゾテックエキスポ」は、デジタル技術を活かして企業の生産性の向上を図るDX・デジタルトランスフォーメーションの推進を目的に毎年開かれています。
7回目となる今年は「沖縄が結ぶ。沖縄で広がる。」をテーマに、最新のデジタル技術を持つ国の内外およそ280社が出展しました。
東京都のインタセクト・コミュニケーションズが手がけるのは、商品をレジに通さずに買い物ができるウォークスルー型の無人店舗です。
AIのカメラとセンサーで客が手にした商品を識別して、退店時に自動的に決済されます。
インタセクト・コミュニケーションズ 新規事業本部 田志輝さん:
商品の補充以外は、全部人が関与する必用はありません
また、店舗は多言語にも対応しています。
インタセクト・コミュニケーションズ 新規事業本部 田志輝さん:
入店用のアプリ、決済手段、店内にある棚札はすべて多言語対応できていますので、たくさんの旅行客が来たとしても、特に迷いなく買い物ができる
宿泊施設などの人手不足問題の改善につなげようと、リコージャパンが開発したのは、AI音声コンシェルジュのサービスです。
チェックアウトの時間や施設の案内など、スタッフの代わりに質問に答えてくれます。
リコージャパン プロジェクトオーナー 太田裕介さん:
人が少なくなっても、日本のおもてなしの心を忘れないようなサービスになるように、企業努力をしていければなと思っています
会場には未来のIT産業を担う学生たちの姿も見られました。
学生:
AIが接客を1対1でやったり、だいぶ進んでいるなと思って
学生:
自分のIT知識で、もしかしたら誰も生み出せなかったものを自分が生み出せるかもしれない
「リゾテックエキスポ」は14日まで沖縄アリーナで開かれています。