名古屋大学病院の小児外科で医療事故が相次いだことなどを受け、手術が原則中止となっていることがわかりました。

 名大病院によりますと、小児外科では2023年、内視鏡を使った手術で誤って患者の健康な腎臓を摘出する事故があったのに加え、2025年も内視鏡手術中に患者が死亡しました。

 さらに12月、医師が薬の効能を誤解して手術で使っていた事案が判明し、小児外科の患者の安全や倫理的手続きに重大な懸念があるとして、12月9日から当面の間手術を停止すると決めたということです。

 患者にはほかの病院を紹介するなどの対応をとっていますが、難しい手術など転院が患者の大きな不利益となる場合は例外的な対応を取り、27日までに3件、名大病院での手術をしているということです。

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。