海上自衛隊鹿屋航空基地は部下へのハラスメント行為があったとして、13日付けで50代の隊員を減給1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
減給1カ月の懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊第212教育航空隊に所属する50代の1等海尉です。
鹿屋航空基地によりますと1等海尉は2023年8月ごろ、当時所属していた別の基地の部隊で、特定の部下に対し休日や早朝、深夜を問わずLINEでメッセージを送り続けたということです。
職務に関係のない内容も含まれていて、メッセージは多い時には1日30件を越えていました。
また、被害を受けた隊員が「もうLINEを送らないでほしい」と伝えたところ、1等海尉は、「友達としてこれからもよろしく」と相手の心情を考慮せずに握手し、精神的な苦痛を与えたということです。
被害を受けた隊員が同僚に相談して発覚し、調査の結果、ハラスメントに認定されたもので、1等海尉は聞き取りに対し「親子の様な感覚で接した。嫌な思いをさせて反省している」と話しているということです。
第212教育航空隊の白石英史司令は「同種事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。