渓谷の谷底へ転落したバスは大破。
横倒しになっています。
その周囲には乗客のものとみられる持ち物などが散乱しているのが分かります。
事故は12日未明、南米ペルーの山岳地帯を走る道路で起きました。
地元当局によりますと、乗客60人以上を乗せたバスはトラックと衝突。
そのはずみでバスは道路を外れ、約200メートル転落しました。
バスと衝突したトラックは前方部分が激しく壊れ、ボンネットがくの字に折れ曲がっているのが分かります。
この事故による死者は37人に上り、25人が病院に運ばれ治療を受けています。
生存者の中には生後8カ月の乳児と4歳の男の子のきょうだいも。
2人ともすり傷程度で軽傷だということです。
ペルーで起きたバス転落による死亡事故。
今回が初めてではありません。
2025年7月には、首都リマからアマゾン地域へ向かう2階建てのバスが車道から外れ、斜面から転落する事故が起きたばかりでした。
現時点で、事故の詳しい原因は分かっていません。
地元メディアは、2018年に40人が死亡したバス事故以来の大惨事と報じています。